イグザレルトについて

非弁膜症性心房細動患者と肺血栓塞栓症及び深部静脈血栓症患者に対して、日本人のみを対象とした第Ⅲ相試験を実施した初めての経口第Xa因子阻害剤
日本人非弁膜症性心房細動患者のみを対象とした国内最大規模の前向き試験J-ROCKET AFにより、国外第Ⅲ相試験ROCKET AFで認められた1日1回投与による優れた臨床成績との一貫性を確認
深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制に対するシングルドラッグアプローチの有効性及び安全性が国外第Ⅲ相試験(EINSTEIN-PE/DVT)で検証された初めての経口第Xa因子阻害剤
*:初期治療から維持療法までイグザレルト単剤投与を可能とした治療コンセプト
副作用発現状況(承認時)[イグザレルトの有効性及び安全性に関する臨床試験はすべて錠剤を用いた成績である.]
<非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制>
国内データ:国内第Ⅲ相試験において、本剤15mg(クレアチニンクリアランス30-49mL/minの患者には10mg)が1日1回投与された639例中326例(51.0%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用は、鼻出血88例(13.8%)、皮下出血50例(7.8%)、歯肉出血40例(6.3 %)、血尿24例(3.8 %)、結膜出血23例(3.6 %)、尿中血陽性18例(2.8 %)、貧血17例(2.7%)、創傷出血15例(2.3%)、喀血14例(2.2%)、口腔内出血12例(1.9%)、痔出血11例(1.7 %)、便潜血陽性9例(1.4 %)、網膜出血7例(1.1 %)、メレナ7例(1.1 %)、便潜血7例(1.1%)、出血7例(1.1%)等であった。(承認時)
外国データ:国外第Ⅲ相試験において、本剤20mg(クレアチニンクリアランス30-49mL/minの患者には15mg)が1日1回投与された7,111例中2,096例(29.5%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用は、鼻出血537例(7.6%)、歯肉出血196例(2.8%)、血尿195例(2.7 %)、血腫124例(1.7 %)、斑状出血117例(1.6 %)、挫傷94例(1.3 %)、貧血92例(1.3%)、直腸出血89例(1.3%)、胃腸出血81例(1.1%)、結膜出血77例(1.1%)等であった。(承認時)

<深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制>
国内データ:国内第Ⅲ相試験において 、本剤10mg又は15mgの1日2回3週間投与後に15mgが1日1回投与された深部静脈血栓症(DVT)患者22例中8例(36.4 %)及び25例中7例(28.0%)、並びに本剤15mgの1日2回3週間投与後に15mgが1日1回投与された肺塞栓症(PE)患者30例中15例(50.0%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。合計77例中30例(39.0%)に認められた副作用で主なものは皮下出血8例(10.4%)、鼻出血6例(7.8%)、血便排泄4例(5.2%)等であった。(効能追加承認時)
外国データ:国外第Ⅲ相試験において 、本剤15mgの1日2回3週間投与後に20mgが1日1回投与されたDVT患者1,718例及びPE患者2,412例に副作用(臨床検査値異常を含む)がそれぞれ401例(23.3%)及び776例(32.2%)に認められた。合計4,130例中1,177例(28.5%)に認められた副作用で主なものは、鼻出血240例(5.8%)、月経過多101例(2.4%)、挫傷81例(2.0%)、歯肉出血77例(1.9%)、血尿76例(1.8%)、喀血75例(1.8%)、直腸出血66例(1.6%)、血腫60例(1.5%)、頭痛56例(1.4%)、腟出血44例(1.1%)等であった。(効能追加承認時)
なお、重大な副作用として、出血、肝機能障害・黄疸、間質性肺疾患、血小板減少があらわれることがある。
重大な副作用としての出血には、頭蓋内出血、脳出血、出血性卒中、眼出血、網膜出血、直腸出血、胃腸出血、メレナ、上部消化管出血、下部消化管出血、出血性胃潰瘍、関節内出血、コンパートメント症候群を伴う筋肉内出血等が含まれる。